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(終了しました。)【情報提供】令和3年2月21日「小児慢性疼痛診療 オンライン研修会の実施案内」

会員各位

小児の慢性痛について、日本大学医学部附属板橋病院の緩和ケア・痛みセンターの共催で、厚労科研事業としてのオンライン研修会を下記日程で開催します。加藤実先生は次回の第116回東京小児科医会学術集会で講演予定です。

無料、出入り自由で気軽に参加できる環境を整えています。

令和3年2月21日(日) 10:00から16:00まで
詳細は、下記「小児慢性疼痛診療オンライン研修会」をダウンロードいただき、お申込み下さい。

小児慢性疼痛診療オンライン研修会

研修会プログラム

最近では、子供の慢性痛も成人と同様に高頻度で生じ、不登校の原因の1つにもなっています。カナダでの調査では、5人1人が慢性痛、加えて20人に1人が痛みのために不登校になっていることが報告されています。

またこの場合は各種検査でも器質的疾患を認めないことから、痛みの原因として身体的要因は否定され、安易に痛みの原因は心理的要因であるとの烙印をおされていることも指摘されています。痛みの訴えの背景には、身体的要因、心理的要因、加えて生物心理社会的要因が複数絡みあっていることが分かってきました。このため、痛み対応にはこれらについて集学的に丁寧な情報収集、そしてその評価と対応に時間をかける必要があります。更に、小児の慢性痛は成人以降の慢性痛のリスクファクタ-にもなっていることが明かになり、成人期での慢性痛を予防する観点からも、今、積極的な痛み対応の必要性が求められています。医療行為などによる防げる痛みは防ぎ、早期に痛み対応法を子供や保護者にも啓発し、医療者と共に、痛みの原因と対応法に関する新しい知見を知り、知識の入れ替えから認知の修正ができることにより、救える子供達が増える。これが笑顔につながる近道ではないかと考えています。

今回は昨年度に続いて2回目となりますが、小児の慢性痛に焦点を当て、新しい知見を紹介しながら、日々の日常診療で活用できるエッセンスを盛り込んだ企画をいたしました。

集学的な視点から、講師は小児科医、小児整形外科医、小児心理士、看護師、薬剤師、作業療法士、麻酔科ペインクリニック医に、それぞれの立場から小児の特性について講演をいただきます。また、2つの症例検討を通じて、多職種との繋がりがどれだけ子供や保護者の苦痛緩和につながるかを、受講者の皆様と共有できることを楽しみにしています。

日本大学医学部附属板橋病院     緩和ケア・痛みセンター長  加藤 実

(2021/1/24 初稿)